鍼灸治療に不安をお持ちの方
はじめての方は鍼治療の痛みについて、心配することが多いと思います。生身に金属の鍼を刺すのですから、 全くの無痛というわけにはいきません。ただ、『思ったより痛くない』という人がほとんどです。その秘密は鍼にあります。 ひとつは鍼灸の針は髪の毛のように細いからです。注射針とは太さが全く違います。鍼灸に使う鍼の太さは 0.12 mm ~ 0.25 mm という超細い鍼を使います。顔面部の場合は鍼の太さ 0.16 mm を用います。一方、注射針の太さは 0.65 mm ~ 1.2 mm で、 鍼灸治療に使う鍼の5倍の太さです。そして、痛みを感じないもう一つの理由は、江戸時代に鍼医の杉山和一が開発した 「鍼管」というものです。鍼管は「無痛刺入のための道具」です。中が空洞になっている細い管で、この管に鍼を入れ刺します。 この鍼管を使用すると、比較的簡単に無痛刺入ができます。
鍼の衛生面について
当院では、感染の予防、衛生面の管理について、最大限の注意を払っています。使用している鍼は、全て使い捨てです。 鍼をのせるトレーも、枕カバーも使い捨てタイプを使用。消毒・クリーニング・院内の清掃により、明るい清潔な治療環境です。
治療時の服装について
肘下・膝下・腹部・背中が出せるようなゆるめの服が適しています。当院では、鍼治療に適した治療用服を用意しています。